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絵本で金銭教育

お子さんに絵本を読んであげたことありますか?
夜寝る前、遊び疲れた時、せがまれたとき・・。
絵本を読むと子どもが喜ぶだけでなく、何となくほっとする、癒される。
そんな経験お持ちの方は多いのではないでしょうか。
ワークショップで子どもたちに絵本の読み聞かせをすることがあります。
子どもたちは、「こづかいゲーム」をしている時とはまたちがった表情で真剣に聞いてくれます。読み終わると子どもたちは感じたことをそのままアンケートに書いてくれるのですが、絵本に教えられたこと、自分だったらこうしたいなど、逆に私たちの方が教えられるような感想もありました。
絵本は心を育てます。
私たちはこれからもワークショップなどの機会に、「働くこと」「自分で決めること・選択すること」「人の役に立つこと」などを、子供たちが大好きな絵本を通して伝えていきたいと思います。

今までにワークショップで使用した絵本


題名
著者・訳者名
出版社

ペレのあたらしいふく
エルサ・ベルコフ作・絵
おのでらゆりこ 訳
福音館書店
【おはなし】
自分の子羊の世話をするペレ。子羊もペレも大きくなり、子羊の毛は長くなり、ペレの服は小さくなってしまいました。ペレは子羊の毛を刈り、2人のおばあちゃんのところへ。それからペンキ屋さん、お母さん、仕立て屋さん、と回ります。それぞれのところでお手伝いをして、みんなに協力をしてもらいながら、ついに新しい青い服を手に入れたのでした。
【コメント】
今はお金を使って、物と「交換」していますが、ちょっと前までは物どうし、あるいは自分が働く事、持っている技術などと交換していました。子どものペレは近所の人たちと協力しながら、「自分の出来るお手伝い」と「洋服を作るために必要なもの」とを交換して、新しい服を手に入れていく姿には本当に感心します。自分の力で作った服を着ているペレの姿。見守る周りの人たちの温かい笑顔。今減りつつある「みんなで子どもを育てる」ことの大切さも学べる1冊だと思います。

題名
著者・訳者名
出版社

パンやのくまさん
フィービーと
セルビ・ウォージントン作・絵
間崎ルリ子 訳
福音館書店
【おはなし】
くまさんは朝早く起きて、パンやパイやバースデーケーキを作ります。できあがると、半分はお店に並べ、半分は車に積んで通りに売りに出かけます。れいぎただしいくまさんのお店がみんな大好き。鐘を鳴らすとみんな買いに来てくれます。
【コメント】
他に「せきたんやのくまさん」「ゆうびんやさんのくまさん」などのシリーズがあります。くまさんはとっても働き者。いろんな仕事で大活躍です。くまさんの1日はとても忙しいのですが笑顔を絶やさず、お客様には礼儀正しく接しています。いい仕事、人のお役に立てる仕事をまじめにしていれば、きっとたくさんのお返しが来る、ということを教えてくれる絵本だと思います。

題名
著者・訳者名
出版社

あかたろうの1・2・3
の3・4・5
きたやまようこ 作・絵
偕成社
【おはなし】
あかたろうが外から帰ってくるとお母さんがいません。お母さんを探すためにおばあちゃんにはじまって、次から次へと電話をかけてお母さんを追いかけるのですが・・
【コメント】
家中探してお母さんがいない!どうしよう・・でもあかたろうは泣きません。なんと電話をするんです。まずおばあちゃんに、そこからお母さんが行った教えられるお店に次々に電話をして行きます。電話をしながら数を数え、最後には晩御飯まで当ててしまうあかたろう。お留守番をする時、もし帰った時お母さんがいなかったらどうするかについて、日頃からあかたろうにきちんと教えていたんでしょうね。数に興味を持ち始めたら、あるいは電話に出たがるようになったらぜひお子さんと読んでいただきたいと思います。成長とともに生活に必要になることを楽しく学べる1冊でもあります。

題名
著者・訳者名
出版社

もったいないばあさん
真珠まりこ 作・絵
講談社
【おはなし】
「もったいない」ってどんな意味なんだろう?坊やが泣いても気にしない。「もったいな〜い、もったいない。もったいないことしてないかい?」と何度も何度もやってくる。今日もまた、あのばあさんがやってきた・・「もったいな〜い」
【コメント】
私たちが子どもの頃にはこういうことを年寄りに厳しく言われたものでした。まだ書ける紙や鉛筆を捨てた時やお茶椀に残ったご飯粒を見つけた時、明かりやテレビをつけっぱなしにしていると大人の人に叱られた記憶があります。2004年、ケニアの環境副大臣のワンガリ・マータイさんが日本語の「もったいない」という言葉に深い感銘を受け、「MOTTAINAI」を世界に呼び掛けてから、日本国内でも改めてこの言葉の持つ意味を国民が考えるようになりました。エコだけでなく、正しい生活を送るための基本と言ってもいいこの言葉。ちょっとコミカルに口ずさみながら、お子さんと一緒に「もったいないこと」をしない暮らしを考えたいですね。

題名
著者・訳者名
出版社

モットしゃちょうと
モリバーバのもり
藤真知子 作
こばようこ 絵
ポプラ社
【おはなし】
「森がなくなると世界は滅びる」この言葉が伝わっていたズット国。ある日金もうけ主義のモット社長がやってきて「森を切り開き、牧場を作り、お金を稼いで幸せに暮らそう!」提案してからズット国の人たちの生活は一変します。やがて洪水や日照りが起きるようになり、人々の前に森の木に住むといわれる神、モリバーバが現れます。モリバーバは人々に何を伝えたのでしょうか・・?
【コメント】
森を切り開いて手に入れた便利な暮らし、そしてお金。ほしいものは何でも手に入るようになったズット国の人たち。それが彼らにとって本当に幸せなことだったのでしょうか?代わりに失った自然や人の心・・それはあまりに大きかったのではないでしょうか。失ってみて初めてわかる自然の大切さ、ありがたさ。欲望を満たすために目先のことに走りすぎる人間に警鐘をならし、「共存jを考えることをモリバーバは教えてくれます。「未来のひとに素敵な地球をプレゼントするために、あなたは何をしますか?」という最後の問いかけで終わるこの絵本。今だからこそたくさんの方に読んで頂きたい1冊です。

題名
著者・訳者名
出版社

ほんとにほんとに
ほしいもの
ベラ・B・ウイリアムズ 作
佐野洋子 訳
あかね書房
【おはなし】
かあさんのいす・ほんとにほんとにほしいもの・うたいましょうおどりましょうの3部作主人公の女の子の誕生日。みんながびんの中に貯めたお金で、彼女のプレゼントを買うことになりました。ところが、どのお店に行ってもいざ、お金を払う時になると「びんを空っぽにしてまでほしいものかどうか」わからなくなって買うのをやめてしまいます。そして、「私は何がほしいのかわからない・・」と泣きだしてしまうのでした。彼女は誕生日プレゼントを買うことができるのでしょうか・・?
【コメント】
一番最初のワークショップで子どもたちに読んであげた本です。女の子が「ほしいもの」がわからなくなって泣き出したところから、ざわついていた子たちが一気にし〜んとなって聞き入ってくれたことを今でも覚えています。この絵本を読んだあと、「今までに買ったもので、手元に置いて大事に使っているものがいくつあるかな?そんなにほしいものじゃないのに、なんとなく買っちゃって今ではどこかにしまいこんであるものないかな?」という呼びかけをすると子どもたちは心当たりがあるのか、真剣な顔をしてうなづいたり、視線を落としたり。「必要なもの」と「ほしいもの」、「ほしいものが本当に欲しいのか」など考える機会が恵まれている今の子どもたちには少ないということなのかもしれません。女の子が泣きだしてしまうほど、自分の欲しいものを考えたのは、「みんなで貯めたびんのお金を自分のために使う」からです。みんなで苦労して貯めたお金で買うからこそ何を買うか迷い、本当に「ほしいもの」を見極めるためにまた迷う。「自分のためだけでなく、みんなの喜ぶ顔も見られるもの」が見つかった時の主人公の女の子の笑顔。そのうれしさが絵を通してこちらにも伝わってきます。できれば3冊順番にお子さんと読んでいただきたいこのシリーズ。大人にも自分の人生を考えるきっかけを与えてくれる3冊となることでしょう。